間もなく3月になろうとしていますが、遅ればせながら、本年もよろしくお願いいたします。
昨年、春の記事を書いていたと思うと、まもなく次の春がやってきてしまいます。そしてすぐに夏…。私の記事をまとめる速度の問題かもしれませんが、時が経つのは早いです。
少々早いですが今回の「旅のひとこま」は2016年8月に南九州3県を訪れた際に立ち寄った都井岬です。
都井岬は宮崎県南部の串間市にある岬です。何といっても御崎馬(野生馬)で有名で、岬一帯の草原を人目を気にせず、気ままに歩いていました。
宮崎~志布志の移動途中、立ち寄った都井岬。国道448号線、県道36号線通り、進んでいくと料金所があります。そして、道なりに進んでいき末端の灯台駐車場を目指しました。なお、公共交通機関(バス)は岬観光(灯台)には不便(バス停から遠い)なため、基本的には車(レンタカーなど)で訪れることをおすすめします。
都井岬灯台
灯台駐車場に車を停め入口へ。都井岬灯台は昭和4年点灯した、登ることのできる白色の灯台で、岬先端の高い位置に設置されているため、灯台そのものの高さはなく、登るのは容易です。受付で料金をお支払。脇には資料室が併設されており、灯台見学と合わせて役割等を学ぶことができます。
灯台に通ずる階段を上り、灯台へ。灯台内の階段を上った先では大きなレンズや駆動系(歯車)を比較的間近で見ることができます。そして、外へ出ると、真夏の太陽がお出迎え。多少雲が浮かぶものの、青い空、青い海。灯台から太平洋が一望できました。
都井岬ビジターセンター
灯台見学後、来た道を途中まで戻り、ビジターセンターで野生馬について学習です。しかし、灯台やビジターセンターの周辺には馬の姿がありません…。野生馬はどこにいるのでしょう。
ビジターセンターでは野生馬の生態や歴史について学ぶことができました。どうやら、高鍋藩の藩営牧場が始まりで、日本在来馬の1つだそうで。また、物産コーナーがあり、馬のかたちをした飾りなど購入(隣は灯台で購入したストラップ)。
野生馬に遭遇
なかなか野生馬の気配を感じられませんでしたが、帰り道、車で走っていると、往路にはいなかったお馬さんがちらほら。遠回りして訪れたからには野生馬の群れを見ることなく次の目的地に行くことはできません。途中にある駐車場に車を止めて、付近を散策することにしました。
野生馬を求め、道路を渡り、小高い丘を登ります。途中、風を遮る木々はなく、当日は風が強かったため、全身にそれを受けて進みます。少々息を吸うのがままならない程の風でした…。
そして登った先には某OSのデスクトップ画像のような景色が広がっていました。そして、目の前には草を食べ続ける野生馬たち。食べるのに夢中でそばで写真を撮っていても見向きもされません。少しリアクションに乏しいですが、都井岬に住む野生馬たちは食べ続けなければ、生きていけないようです。
そんな野生馬の姿を眺めながら、30分ほど草原に佇んでいたでしょうか。土曜日ですが、場所柄観光客も少ないので、人影もなく、小さなサファリパーク(野生馬しかいませんが…)の中に身一つ投げ込まれた感じ。頭の中には何となく「瑠璃色の地球」が流れていました(灯台の立つ岬ですし)。
灯台、野生馬、地球の丸さ。まとめて色々体験できる、今まで訪れた観光地の中ではひとときの非日常を体験できる一押しのスポットです。
同地域への旅行を検討されている場合の参考になれば幸いです。
詳細については各ウェブページ等をご確認ください。