ハイビスカス

旅のひとこま(首里城)

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19年7月。過去に石垣方面は訪れたことはありますが、沖縄本島は初訪問。その際に沖縄県那覇市、首里城公園へ足を運んだ際の旅のひとこまです。首里城公園は那覇市の東側、那覇ICの近くの小高い丘になっている場所にあります。

※2019年7月の情報のため、過去の旅に出掛けた気分でご覧ください。

公園駐車場(屋内になっており、観光バスや乗用車が多く止められる)より地上へ。度々雲によって日差しが遮られるものの、気温は夏。守礼門側より坂を上り城内を目指します。


守礼門~歓会門

園内の一部が2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産登録され、再建された建物などが群を成している首里城公園。2019年3月に復元整備が終わったとのことです。正門にあたる守礼門をくぐり抜けるとユネスコ世界遺産の碑があり、石造りの通路を登っていきます。(守礼門抜けて右手辺りに首里城跡の碑があります)

道路を横切り、石のアーチの歓会門へ。どこか神社の狛犬のようなシーサー。一対ともに口を開けているので少々違いますが、門前で来訪者を見つめています。


瑞泉門~奉神門

門をくぐって右手階段を上り、空の青に対照的な朱色の瑞泉門。こちらにもシーサー。漏刻門、広福門、そして奉神門を抜けると御庭です。

奉神門はこれまでの門と異なり3つの入り口がある構造で、中央の門は身分の高い人だけが通れるものでしたが、今は改札所になっていました。


御庭周辺

正面に正殿、建物に囲まれた広場が御庭(うなー)です。南殿は木そのものの色、その周りは鮮やかな朱色。中国風?日本風?神社仏閣のようにも見える独特な様式です。南殿より建物内を進んで行きます。

南殿、正殿内。復元とはいえ外観と変わらぬ豪華絢爛。歴史の舞台にタイムスリップしたようで、開かれた窓の隙間から琉球の風を感じてみました。

正殿裏手、道は続いています。


東のアザナ

白銀門、寝廟殿を経て、石垣に囲まれた道を奥へとさらに進んでいくと、つきあたり、石垣の上へと導かれます。城内でも高い場所に位置し周辺を一望できるので、那覇の市街地やゆいレール(意外と起伏やカーブの多い線形で…)が見えます。遮るものがなく、日差しはあるものの、その分風も遮られず流れていくため暑いけれど心地いい。何となく国の要所を作った理由が分かったような気がしました。

東のアザナから御庭に戻り、北殿へ。北殿内部は売店になっており、外見とのギャップが少々。裏手が出口で、その城壁の外には公園のようなスペースが広がっていました。沖縄っぽい、ハイビスカスの花や昼間なのに姿を見せている少々大きめのヤモリ?など、のどかな風景が広がっています。観光要素以外にも、地域の人たちの憩いの場でもあるようです。

450年ほど続いた琉球王国の歴史の一舞台、首里城。19年10月の火災により、正殿を含む複数の建物が焼失してしまいましたが、歴史の中で幾度か再建され、優美な姿を見せてきた首里城。またいつの日かその姿を見せてくれることでしょう。


なお、掲載している情報は旅行当日(2019年7月)の情報のため、ご覧いただいた時点では異なる場合がございます。ご旅行の参考とする場合は事前に訪問先の開園状況等を確認の上、検討をお願い致します。
同地域への旅行を検討されている場合の参考になれば幸いです。

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