20年11月。秋の熊本、鹿児島の旅。感染症予防によるルールおよび制約はあるものの、それに則り秋色の衣を羽織った九州、熊本、鹿児島の2泊3日。熊本空港を起点に阿蘇、熊本市内をレンタカーで散策。天候の悪化が懸念されたものの心地よい秋晴れ。阿蘇の大地で雄大な風に吹かれて心も晴れる1日目です。
1日目(11月6日 金曜日)
朝、羽田空港。乗る予定だった便の機材トラブルで、早々足止め。幸先が悪い…。代わりの期待の準備が整うまで時間がかかるようで、初めて遅延のお詫びのお食事券を頂戴いたしました。熊本に向かうのに、お食事券は土佐地鶏弁当に変わりました。お昼には早いですが、待ちぼうけなので行き来する航空機を見ながら、いただきます。
予定より2時間ほど遅れて、羽田空港を離陸。最高速?で熊本へ、到着時刻は予定より早く、遅れを少なくできそうです。現地の天候は下り坂の予報でしたが、何とか当日は持ちこたえそうで、上空から熊本の街並みを一望できました。
阿蘇くまもと空港からはレンタカー。今回の旅は友人と途中合流なので、運転免許を持たない友人を迎えに最寄りのJR肥後大津駅へ。12時過ぎ、ピックアップし阿蘇方面に車を走らせます。2016年に九州を訪れた時は熊本地震の起きた年で、道路は所々寸断されており、迂回路になっていたミルクロードを夜走りましたが、今回は国道57号線、修復&新設された道路で最初の目的地を目指します。
さあ、阿蘇を満喫!と思ったものの夕食の予約が17時しか取れないとのこと、かつ熊本市内とのこと。阿蘇から1時間少々要するので、正味3時間の阿蘇観光になるようで…。
阿蘇神社
国道57号線、豊肥本線と並行して阿蘇山の北側に位置する阿蘇神社を参拝です。隣接する無料の駐車場に車を止め、阿蘇神社の境内へ。全国にある阿蘇神社の総本社で、御祭神は健磐龍命と12の神様。そして、火山信仰と融合した肥後国一の宮として鎮座しています。生活守護の神として熊本地震(2016年)により楼門等が倒壊してしまい、訪れた20年11月の時点で、再建、修復中。作業の囲いがその大きさと姿を想像させるようになっており、修復の説明が掲出されています。
平日ということもあり、参拝者はまばらで、参拝後、御朱印(感染症予防の観点より、書置きで)をいただき、神社の周辺を散策。統一感のある街並み、喫茶や売店などお店が連なり、それと所々で水場があり、阿蘇の水の豊かさが実感できる場所でもありました。
大観峰展望所
阿蘇神社の駐車場をあとにし、県道11号線、県道45号線(ミルクロード)を通り、山を登っていきます。ススキの広がる高台を走り抜け、大観峰に。熊本、大分にまたがる、阿蘇くじゅう国立公園内、阿蘇の北外輪山に位置し、南に阿蘇五岳、北に九重連山が一望できるスポットです。駐車場近くには阿蘇に関する、大久保橙青、高浜虚子の句碑があり、その景色を褒めています。
駐車場より、眺めのいい場所を目指し展望所へ。軽く、山を登り頂上です。
ジオパークに認定されている雄大な景色。切り立った崖のような丘が阿蘇五岳を囲うように存在し、活火山である阿蘇山の力強さが体感できます。多く雲に覆われてはいるものの、その隙間から差し込む薄明光線が神秘的でした。
心地よい風が吹いており、大空をラジコングライダーが飛んでおり、まるで鳥のように風に乗っています。飛ばしている方とお話しすることができ伺うと、グライダーには動力は付いておらず、操縦するための機構のみをラジコンで操って飛ばしているとのこと。最初に紙飛行機のように手で飛ばし、気流に乗せて操作する。風を読まなければバランスを崩してしまいそうですが、風のある飛行日和には通われている方で、阿蘇の雄大な景色、それとグライダーも操縦者も一体となり、絵になっていました。
景色とフライトを観賞した後、駐車場へ。売店で、ツーリングの定番(…今回はレンタカーですが)のソフトクリームを阿蘇五岳を眺めながらいただきました。
車に乗り込み、大観峰を出発。短い阿蘇観光を終え、国道212号線、県道149号線、北側復旧道路、国道57号線と経由し、夕食の予約に間に合うよう、熊本市内へ直行です。
熊本市内へ(夕食)
ほぼ、定刻通りに熊本市内に到着。途中から雨がポツポツ降り始めてしまいました。17時~、銀座通りにある菅乃屋にて熊本名物馬刺し、焼肉をいただきました。脂が少なくあっさりしていて高たんぱく、栄養豊富なので、胃と体に優しい夕食になりました。ただ、車の運転があるので…一人ノンアルコールビールで乾杯。行動範囲が広がるので車移動はメリットですが、こういう時は損した気分。けれど、本場の名物をいただけたので満足です。
ごちそうさまでした。一時間半ほどの夕食を終え、お会計を済ませて退店。
駐車場に戻る前に、市内観光でもと行きたいところでしたが、熊本城の見学時間は終了してしまっているので、周辺を散策。ライトアップされた加藤清正公の像に立ち寄り、坪井川に沿うように展示されたフラワーアートと観賞しながら市内観光を満喫!?しました。私は直近だと2018年訪れているので良かったのですが、友人は熊本にきて熊本城を見ないなんてと愚痴っておりました。
雨もシトシトと降っているので、早めに切り上げて、元来た道を空港方面に戻ります。そして、空港近くのお宿にチェックインして、翌日の終日ドライブに備えることに。2日目は南下し、鹿児島を目指します。
20年11月7日(土曜日)に続く…
なお、掲載している情報は旅行当日(2020年11月)のもののため、ご覧いただいた時点では異なる場合がございます。ご旅行の参考とする場合(特に交通機関やイベント等)は事前に確認の上、検討をお願い致します。また、感染症の感染状況等により、行動の制限や対策が求められる場合はその指示に従い行動をお願いいたします。その上で、同地域への旅行を検討されている場合の参考になれば幸いです。
2日目(20年11月7日)鹿児島薩摩半島…秋の彩り、熊本、鹿児島の旅(2)へ
3日目(20年11月8日)鹿児島霧島、熊本阿蘇…秋の彩り、熊本、鹿児島の旅(3)へ
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