遠出をしなくても、身近に楽しむことのできる娯楽といえばこの季節、お花見ですが、あいにくの情勢で…。都知事は「桜は来年も咲く」とおっしゃっておりました。確かに希望もしくは楽観的に考えれば、その通りなのかもしれませんね。
兎にも角にも、この状況下では新たな旅に出ることもできず、今出来ることといえば、予定を立てるか過去を振り返ること。確かに桜は今年も、昨年も、一昨年も咲き方の差はあれども、咲いていました。それならば情勢によらずとも、きっと変わらず「桜は来年も咲く」ことでしょう。
今回はそんな春になると決まって咲いて、人々を和ましてくれる桜にスポットライトを当ててみようと思います。
井の頭恩賜公園
16年春、井の頭恩賜公園の桜。曇り空ではありましたが、花見客で賑わい、井の頭池のボートも人気のようで、家族連れやカップルが船上からの花見を楽しんでいました。ボートの浮かぶ、井の頭池は神田川の水源で、隅田川にそそぐまでの間にも桜の名所が点在しています。なお、井の頭公園には動物園や水生物園もあり、桜の季節は賑わいを増すのですが、今年は静寂に包まれた幻想的な風景かもしれません。
新宿御苑
18年春、新宿御苑の桜。広々とした公園内。広場もあり、苑内には桜のほかにも季節の花々がいたるところで咲き、その背景にそびえる新宿のビル群といった、絵になる風景。なお、こちらも臨時休園中で、今年の桜吹雪は雨のようにひっそりと、そして、静かに舞うことでしょう。
街中の桜
公園のほかにも、街路樹として桜が植えられた桜並木と呼ばれる道路や河川沿いなど、日常的に関わる、身近なところで桜は咲いています。写真は昨年以前に東京都内で撮影した桜。
みんな待ち遠しい
人だけでなく、花蜜を楽しみにしているヒヨドリ。お花見気分のハト(見下ろしているようだけれど…)やカラス。今年は動物たちの楽園でしょうか。
今年は通勤通学の際、通り道での桜見物ですが、気軽に出かけることができるようになったら、今年貯めた(溜めた)分もお花見できるといいですね。
なお、掲載している情報は昨年春以前の情報のため、来年(21年)時点では異なる場合がございます。ご旅行の参考とする場合(特に交通機関やイベント等)は事前に確認の上、検討をお願い致します。
同地域への旅行を検討されている場合の参考になれば幸いです。
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