旅の移動手段や訪れる場所はいろいろありますが、今回は駅舎。16年8月に九州を訪れた際の情報です。
その際は宮崎、鹿児島、熊本の三県を巡りましたが、長くなるので、そちらはまたの機会に。
訪ねた大畑(おこば)駅は熊本県人吉市にあり、熊本と鹿児島を結ぶ、肥薩線(JR九州)の駅です。ただ、列車の本数が極めて少なく、旅程の都合上、駅舎まではレンタカーで行くことに。なお、大畑駅は日本で唯一のループ線とスイッチバックを併せて備えていますが、秘境駅とされ、こぢんまりとした駅舎がある無人駅です。
駅までの道は細く、待避場所以外すれ違いが困難ですが、対向車もなく、すんなりと駅舎までたどり着きました。駅の時刻表を見ると上下各4本、列車があるのみで、列車での途中下車は難しいようです。
訪れた理由が、旅行経路の途中にあり、珍しい駅で、かつ、お気に入りのアニメ「夏目友人帳」のワンシーンに登場したということで、列車が入線するところを見られませんでしたが、駅舎を見ることは出来ました。
まず、駅舎のあらゆる場所に名刺がはりつけてあるのが、印象的ですが。どうやら、駅舎壁面に名刺を貼ると出世するという話があるようです。あいにく、名刺を持ち合わせておらず、残してくることは出来ませんでした…。
また、駅舎内には、名刺に囲まれるように、来訪記念の書き込みノートや友人帳、ニャンコ先生の色紙など、夏目友人帳に関するアイテムが置いてありました。
また、訪問時にはありませんでしたが、構内にレストランがオープン(18年9月)したようですし、夏目友人帳も初の劇場版映画化で、物語の舞台を巡る方々が増えるかもしれませんね。
秘境駅に興味がある方や、夏目友人帳の聖地巡礼など。少々行きにくくもありますが、とても良い雰囲気の駅舎なので、お近くを旅行の際、訪れてはいかがでしょう。