三国峠看板

旅のひとこま(三国峠)

地図を眺めていると、どうしても自分の目で確かめてみたくなってしまう場所が存在するのです。今回はその一つ、関東から長野県に向かうとき、埼玉から直接行くことはできないのか? 長野県と埼玉県が唯一、道でつながっている場所。三国峠へ足を運んだ際の旅のひとこまです。

※三国峠への埼玉県側「市道大滝幹線17号線(旧中津川林道)」は災害(多雨、土砂災害など)で通行止め(当分の間という表現が続く…)の時が多いため、事前に道路状況の確認が必須です。

長野県側より向かう

天気は晴れ。三国峠へは長野県は川上村、もしくは埼玉県は秩父市より訪れることができます。バイクと道路の都合で長野県側より向かうことにしました。国道141号線より県道68号線へ、長野県南佐久郡川上村。高原野菜で有名で、畑一面のレタス、レタス、レタス。信濃川上駅に立ち寄ってから、道なりに進んでいくと、Y字路に。ここで左手、三国峠方面にハンドルを切ります。ちなみに、千曲川源流方面は右手へ、レタス畑を左右に進んでいくと、千曲川を渡ると砂利道になり、毛木平登山口があります。


三国峠

分岐点より、間もなくして、山道に。車一台分の幅しかない道(所々ですれ違い可)が続いていきます。山道を登り切り、案内看板のある開けた場所。そこが三国峠(標高1740m)です。
三国峠は三国山(上野、武蔵、信濃の三国)の山頂南に位置し、峠には看板のみで、休憩できるお店はありません。生活道路ではないようですが、車の往来もまれにあり、数える程度すれ違いました。


長野県側

峠に人はまばら…、というより同じような目的で一人、二人。
長野県側。道の状況はとても良いとは言い難いですが、県境までは舗装されているので安心です。(映像は下りです)

長野、埼玉の県境、三国峠(長野県川上村側)【cooli.space】

三国峠、山頂ではありませんが、看板のあるひらけたスペースからは空と小刻みに連なる山が見えます。そして、標高があるため気温は低くとても涼しいです。また、秋の気配を感じさせる青空に映える赤とんぼの姿。その景色の反対側、埼玉県に続く道は山を削っただけの切通しになっています。

Instagram - “A village with a short distance to the sky” 「空に近い村」
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埼玉県側

歩いて峠を越えて埼玉県へ。埼玉県側は未舗装で、砂利道が続いています。景色(中津川方向)は長野県側とは違う、近くに山が見えるような感じです。

登山道の案内看板。北に三国山山頂、南に十文字峠があります。十文字峠へは、登る前の分岐路、毛木平の登山口からが駐車場もあり、一般ルートのようです。

長野、埼玉間の唯一の直通ルートですが、埼玉県側はさすがにふらりと越えて走っていくことを躊躇うほど、色々と説明書きがあります。訪れた当日に越えるつもりはなかったのですが、次の機会も18kmは降りて押していく訳にもいかないので、車種を選ぶような…。


出合(バス停)付近の交差点

訪れた翌週、台風による土砂災害で埼玉県側は通行止めになってしまいました。翌年の別の日(17年8月)の埼玉側、出合(バス停)付近の交差点。看板は川上村を示すものの、その先にある通行止の看板。

三国峠、秘境感あふれる静かな環境。まだ見ぬ景色を求めて、いつか、埼玉から長野まで直通走行してみたいものです。


なお、掲載している情報は旅行当日(2016年8月)の情報のため、ご覧いただいた時点では異なる場合がございます。ご旅行の参考とする場合は事前に道路状況等を確認の上、検討をお願い致します。
同地域への旅行を検討されている場合の参考になれば幸いです。

地図を眺めて気になったので行ってみたシリーズ…毛無峠

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