足羽川ダム

夏の北陸、水分…いや、鉄分補給の旅(1)

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25年8月中旬。前の投稿のように、早いものでもう1年。思い出しながら、再び旅路へ。今回は岐阜経由で北陸を目指す2泊3日。初めての場所、見覚えのある場所。新たな発見を求めた冒険の旅。1日目は岐阜から福井へ。夏の山道を巡っていきます。

今回の記事の旅人(春の東北、物語を辿り紡ぐ旅)

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1日目

13日夜、不安定な天候が予想される中、東京は曇り。24時前に出発で、宿泊場所は未定、行先は福井。決まっているのはそれだけ(^^;
東京ICより東名高速道路(E1)で名古屋方面へと順調に走行していたものの、風や空気の雰囲気が変わってきたので、この先の天候を把握するため、一旦、中井PAに。

なぜか真っ暗な中井パーキングエリア…

理由は分かりませんが、設備点検でもあるのか、照明が落ちていました。車のヘッドライトに照らされて、路面が輝いています。この辺りも、少し前まで雨が降っていたようで、路面は湿っていました。暗闇の中、お天気アプリの雨雲レーダーとにらめっこ。足柄付近で、確実に降っているようで、待っていてもしばらく止みそうにないので、レインコートを着用し、引き続き高速道路を進むことにしました。

パーキングエリアを出て、間もなく、大粒の雨の洗礼を受け、防ぎきれなかった靴は中まで浸水するほど…。御殿場JCTでトンネルの多い、新東名(E1A)方面へと避難。雨のピークは越えたものの、レインコートと靴を乾かしながら、藤枝PA、浜松SA、岡崎SAと、こだま級に停車し名古屋方面へ。5時過ぎ、岡崎SAに到着したころには日が出て明るくなりました。

岡崎SAのフードコート、とりあえず、営業しているお店で朝食です。夜通し走行恒例?の朝からラーメン。名古屋といえば味噌が名物なので、八丁味噌ラーメン(店頭のバナーは野菜ラーメンですが…)を注文しました。朝から濃厚過ぎるかと思いましたが、一時雨の中、夜通し走ってきて空腹だったためか、スルっと美味しくいただくことができました。お腹が膨れると、必然的に睡魔が…。少し休んで、気温が上がる前に出発です。

豊田東ICで東海環状自動車道(C3)へと進み、睡魔から逃れるため、富加関ICで一般道へとハンドルを切りました。自動車専用道路を降りて間もなく水田の独特の香りに引き寄せられ、田園風景の中を進んで行きます。とりあえず岐阜経由で福井を目指せるルートの一つ、走ってみたい国道(酷道)157号線は残念ながら冬期以外も通行止めが継続中なので、隣を通る国道417号線を利用することにします。

ただ、峠越えには燃料に不安があるので、一旦給油を。給油のため街中を進んでいるものの、意外と営業しているガソリンスタンドが無い…。結局、ウロウロして本巣の南側の北方町まで来てしまいました。

道の駅 織部の里もとす

給油後、ほぼ来た道を戻り、少し前に通過してきた「道の駅 織部の里もとす」で峠越え前のひと休み。それにしても日が出てからというものの、まだ9時前だというのにすでに暑い。少しでも涼しい(と思われる)高地へ、山越えの準備を済ませ福井県に向けて出発です。

国道157号線(一部区間通行止め)を途中まで進み、県道40号線を経由し福井へと抜けることのできる国道417号線へ。1年前にも同じルートを走って徳山ダムを訪れましたが、今回はその先へ進みます。揖斐川を近くに見ながら、遡上するように国道を進むと、左手に横山ダム(過去写真)と奥いび湖。横山ダムは完成後60年ほどが経過した中空重力式コンクリートダム、国内では少数派の構造のダムだそうです。こちら、1年前に立ち寄ったのでので、今回は通過し、滋賀方面へと延びるの国道303号線と別れ、さらに山深いところを走っていきます。

徳山ダムと冠山峠道路

そして、さらに上流、2度目の訪問となる、徳山ダムに到着です。ロックフィルダムで、浜名湖の2倍とされる総貯水容量は日本一(高さは第3位)。先の横山ダムとともに地域のライフラインとして重要な建造物であるものの、自然と人工物が調和した、山の中の巨大な芸術のようにも思えてきます。

Instagramは24年8月に訪れた時のものですが…。それにしても、涼むには日陰が少ないので、水分補給を済ませ、さらっと休憩程度にして、先を目指します。引き続き国道417号線で、徳山湖を徳之山八徳橋で跨ぎ、東岸を北上していきます。

Instagram - 'Art in the mountains' 「山の中の芸術」

前回は県道270号線で馬坂峠を越え樽見方面へと抜けましたが、通行止めの様子。そのまま道なりに進んで、湖近くを複数の橋やトンネルで。このルートでは初めての福井入り。2023年11月に開通してから年月が経っていないので、しばらく快適な道路が続きます(突然、片側相互通行のアトラクションが出現しましたが…)。

県境の少し手前には駐車スペースがあり、案内看板(橋が多い!?)やお手洗いが設置されていました。ただし、比較的高地とはいえ、日差しのある場所は暑いので、早々に出発し冠山トンネルで涼を得ることにします。出発後、左手にはこれまで往来を担っていた林道へ続く道。それを横目に道なりに進んでいきます。県境のトンネルが開通してから、年中行き来できるようになったそうで、トンネル長は4834m。岐阜〜福井の安全な移動に重要な道路のようです。そのためか、国道157号線は影を潜めてしまっているようで、年中通行止め…。

それはさておき、トンネルを抜けると福井県!

福井県側は岐阜県側に比べて、緩やかな感じ。国道417号線は足羽川に沿って、池田町の中心街付近方面へ。途中、道のオアシス フォーシーズンテラス(道の駅ではない)やアウトドア体験施設がありましたが、混雑しているようだったので通過します〜。

まちの駅 こってコテいけだ

池田町内の国道476号線の足羽川近く。道の駅的な施設「こってコテいけだ」で峠越え後の一休み。そろそろ昼食の時間なので、売店で福井名物?おろしそばと、緑茶の代わりに?これまた福井県のローカルドリンク、ローヤルさわやかでランチタイム。50分ほど滞在して、日陰でもこたえる暑さなので、少しでも涼しい場所を求めて、少し寄り道をして福井県内を巡ってみようと思います。

こってコテいけだを出発し、国道476号線を北上、岐阜県側からは断念した国道157号線を福井県側より少しだけ進んでみようと思います。国道476号線でも大野市方面へ抜けられますが、手前の県道34号線のほうが、距離的には近い⁉ようなので、右折し県道で大野市方面へ。

ダム建設工事現場

どうやら、付近で新たなダムを建設中のようで、看板に従い右の道へ。プラントのような建物や建設用の索道?が見えてきました。そんな施設をくぐり抜けるように横切ります。そして、建設現場の近くに、仮の展望スペースが設けられていたので、立ち寄ります。

建設中のダムはなかなか見ることができないので、期間限定ですが、貴重な見学スポット。山腹にせり出すように設置された展望スペース兼駐車場(利用期間4月〜11月)に8台ほど駐車でき、工事案内マップやダムのしくみといった図入り看板が設置されています。

ブロックを積み上げるわけではありませんが、時間の経過とともに提体が高くなっていく様子をまじかで見ることができるようです。人気スポットなのか、何故か混雑してきたので、引き続き大野市方面を目指すことにします。

龍双ヶ滝

県道34号線を引き続き大野市方面へ。ダムの建設現場より先は昔からの道のようで、車のすれ違いができない細い道が度々現れ、石畳の道が現れたと思うと、駐車場らしき場所に十数台の車、そして歩行者もちらほら。どうやらこの先に滝があるようで涼を求めて訪れている人たちのようです。駐車場は2ヶ所。第一駐車場は混雑していたので、滝を通り越して、大野市寄りの第二駐車場(空いてます)へ。

滝の名は龍双ヶ滝。福井県で唯一日本の滝100選に選ばれ、山奥にひっそり、というほどではありませんが、川遊びにちょうどよく、滝も間近で眺めることができます。訪れた際もファミリー層で賑わっていました。私はマイナスイオン漂う中、清流に手をひたす程度で十分。短時間でしたが涼を感じることができました。

県道を引き続き、大野市方面へ。龍双ヶ滝の先では道の脇を流れる水場から気配を感じ、飛び立つきれいなちょうちょの姿を見ることができました。一瞬映る程度で、1コマだとわかりにくいので、県道34号線の走行シーンのダイジェスト、蝶の映るシーンだけスローモーションにしてみました。

すれ違う車両は数台程度と少なく、森を抜け、峠道を下っていきます。宝慶寺(ほうきょうじ)あたりまで来ると、ようやく民家や建物がちらほら見えてきました。そして、平坦な道になると田んぼの広がる景色に。

次の目的地は永平寺。時間的には余裕があるので、岐阜県側の通行止めで峠越えができなかった国道157号線を少しだけ福井県側から上がってみようと思います。

途中にダムもあるので(・∀・)

真名川ダム

進路を変え南向きに戻るような感じ、国道157号線は真名川沿いを走り、真名峡、そしてトンネルを抜けると真名川ダム(麻那姫湖)が見えてきます。先程までの県道と違い、片側一車線の広めの道ですが、川側にはガードレールはなく、景観はいいものの、お城の壁の上にちょこんと飛び出る部分みたいな…ものがあるだけです。

まずは、真名川ダム見学。トンネルを出てすぐの所を鋭く左折する必要があるので、ちょっとわかりにくいですが、駐車スペースにバイクを止めて、ダム施設の見学です。九頭竜川水系の真名川ダムは1979年に完成した、治水や発電を目的とした不等厚アーチ式コンクリートダムだそうです。

下流には噴水?

今までいくつものダムを巡ってきましたが、放水ではなく噴水は初めて見ました。どうやら、この設備は、ダムの流水の一部を利用したもので、動力はなくダム湖との水位差を利用することで噴き上がっているそうです。見ているだけで涼しい⁉かは、何とも。続けて、国内唯一という設備を解説するエリアへ移動。

最近設備更新があったようで、初代のものでしょうか、主放水設備の油圧シリンダーが展示されています。1本のシリンダーで2つの動きを可能にする特殊な構造で、真名川ダムのみだそうです。

見学後、事務所でダムカードをいただき、引き続き国道157号線を岐阜方面へ。山道を上がる下がるしてきたので、燃料も残り少なくなってきました。引き返して街まで出て給油もひと手間、そのままだと温見峠までの往復は…。そんなことで、途中の青少年旅行村辺りまで行って折り返すことに。

国道157号線と県道230号線の交差点まで到着。県境までは行けるようですが、この先には抜け道がないので、バリケードが設置されていました。本来は冬期以外、通り抜けできるのですが、当分の間、通行止めになっているため、年中峠を越えることができない状況です…。

ここで折り返して、来た道を戻り大野市街方面へ。往路では通過してしまいましたが、湖の名前にもなっている、麻那姫の像のある広場に立ち寄ります。水を湛えた湖畔、青空の下、銅像は金色に輝いています。像の足元には物語が記されていました。

越前大野駅

続けて、町の中心と思われる越前大野駅前へ。さすがに、ダムにいた時より気温と日差しが…きつい。駅の自動販売機で給水。列車でも来るかな、駅舎の日陰になるところで涼んでいたものの、動きがないようなので涼しい場所に向けて出発です。

国道158号線を福井市方面へ。途中で給油を済ませてから、コンビニでパックアイスでクールダウン。そして、風通しの良い国道沿いの撮影スポットで、

鉄分補給!?

時刻表的には10分ほどで列車がやってくるようなので、日陰で涼みながら待っていると、少し遅延しているようでしたが、越前大野行きのラッピング気動車が走り抜けていきました。

列車を見送った後、拝観時間もあるので、本日最後の目的地、永平寺へ。時間的に日も傾き始めてきたので、走っていると心地よく感じるようになってきました。途中で、右折し国道364号線へ。越前高田駅近くの踏切で、先ほどとは逆方面(福井)方面に向かう列車を見送ります。踏切を渡って道なり、6kmほどで、永平寺近くの交差点に到着しました。

永平寺

交差点を永平寺方面へ。突き当りを右折した先、龍門の反対側に二輪車用駐車スペース(無料)があります。拝観受付が16時のため、拝観受付まで急ぎます!

名称拝観時間所要時間入浴料
永平寺8:30~16:30(受付は16時まで)年中無休1時間程度大人(高校生以上)700円
小・中学生300円

永平寺は1244年に道元禅師によって開かれた寺院で、曹洞宗の大本山。大小70余りの建物があり、一部は国の重要文化財に指定されており、寺院全体が座禅修行の道場でもあります。受付を済ませ、建物内へ。拝観時間は16時半までのため、指定された順路を辿っていきます。

最初に目にしたのが、傘松閣の天井に描かれた色彩画。説明を聴きながら天井を眺めて、お気に入りの一枚を探してみます。いろいろな動植物が描かれており、どれも趣深い。ゆっくりと見ていたいですが、残り時間も僅かなので次へ。

山腹に建造された伽藍は廊下や階段でつながっており、一つ一つ巡っていきます。その途中、回廊や窓から流れてくる風を感じられました。ゆっくりと拝観していると1時間ぐらいはかかってしまうので、足早に。意外とアップダウンがあるので、途中で階段で足がつりそうになりました…(多分、水分不足で)。
中雀門から山門へ。永平寺の伽藍の中で最も古いのが山門。山腹をかける風が流れる道になっているようで、椅子に座って一休み。拝観の終了時間となってしまったので、永平寺を後にしました。

本日の主な旅程は終了。駐車場を出て、国道364号線、国道158号線(中部縦貫自動車道)、国道416号線。国道に設置された永平寺町おっきなアーチをくぐり、県道111号線。国道8号線を横切って、ダムに続いて、国内唯一の場所を走ることにします。

県道30号線を北上し、九頭竜川を越える新九頭竜橋。北陸新幹線が延伸し、自動車道と新幹線の鉄道橋が並ぶ構造になっており、このパターンの併用橋はここだけです。しかし、高い壁があるため、並走したとしても新幹線は見えないようで残念でした。
橋を渡って、福井市街方面へ。これまた県道30号線で田原町駅付近。ちょうど踏切が降りたため、目の前をえちぜん鉄道のMC7000形が通り過ぎていきました。元JR東海の119系の改造車だそうで、いろいろな部分が懐かしい感じです。

鯖江

福井市街から脱出し、国道8号線で南下、本日のお宿のある鯖江市方面へ。暑さと、前日から走り続けてきたせいで、思っていたより体力も消耗。日が暮れる前にチェックインすることができました。

汗を流してから鯖江の街へ!

まずは腹ごしらえ。街中にあった居酒屋で夕食&晩酌。福井は米どころでもあり、海の幸も山の幸も充実。満足のいく食事ができました。そして、食後の街ブラ。世界三大眼鏡生産地の1つで「めがねのまち」として有名な鯖江。駅前も所々眼鏡であふれていました。

最後に福井鉄道の西鯖江駅に寄り道して、本日の旅は終了です。明日は引き続き福井をスタートし石川、富山と巡っていこうと思います。

なお、掲載している情報は旅行当日(2025年8月)のもののため、ご覧いただいた時点では異なる場合がございます。ご旅行の参考とする場合(特に交通機関やイベント等)は事前に確認の上、検討をお願い致します。同地域への旅行を検討されている場合の参考になれば幸いです。

2日目(25年8月15日)福井県鯖江市〜富山県富山市…夏の北陸、水分…いや、鉄分補給の旅(2)

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