旅のひとこま(仙石原のすすき)

旅のひとこま(仙石原のすすき)

日本には四季があり、同じ場所でも季節によって景色ががらっと変わる場所が数多くあります。中でも色彩豊かなのが、秋ではないでしょうか。今回は17年11月に箱根を訪れた際の情報です。

箱根は温泉や観光名所が数多くある、有名な観光地で、近年は海外からの観光客も多く見受けられるようになりました。そんな箱根でも、少し外れたところにある仙石原のすすき草原にスポットを当てようと思います。

箱根湯本、大涌谷の西側、金太郎で有名な金時山と箱根山の間に位置する平原が仙石原です。時期により、付近は日中混雑するため、朝方、東名御殿場インターから国道138号線で小田原、箱根方面、乙女峠(トンネル)を越えて行くのがおすすめです。少し離れたところに観光客臨時駐車場が設けられています。

仙石原は何度か訪れていますが、見頃は10月下旬~11月頭頃でしょうか。その年の気候によって、早すぎると穂が開いておらず、風を受けてそよぐ穂のボリュームが足りないと感じるときがあります。掲載した写真は朝方撮影したものです。朝は車の往来も少なく、付近に宿泊の観光の方がまばらに散策する程度なので、すすきの穂の揺れる音や小鳥のさえずりが澄んで聞こえてきます。

遊歩道の入り口付近、近年は行灯が設置されていて、日が暮れてからも遊歩道手前から観賞しやすくなりました。ちなみに夜の写真は16年11月中旬に撮ったもので、穂が痩せてしまって、これまた物足りない感じです。それにしてもタイミングが合わず、一度、月明かりに照らされる画、または背景に月の写る画を撮って見たいものです。

遊歩道はほぼ直線で、600mほどですが、足下が岩場のところもあり、高低差があるので看板の場所まで、10分ほどかかります。ただ、高台になっているので、途中まで登った場所から眺めるのがおすすめです。

仙石原の遊歩道(終点)
▲仙石原の遊歩道(終点)
箱根登山バス
▲箱根登山バス(15年撮影)

路線バス(箱根登山バス、仙石高原バス停が最寄り)も通っているのでこの時期、箱根観光の際、仙石原のすすき草原を訪れてはいかがでしょう。

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