大弛峠登山道案内

旅のひとこま(大弛峠)

地図を眺めていると、どうしても自分の目で確かめてみたくなってしまう場所が存在するのです。今回は大弛峠。マイカーで訪れることができる峠(車道峠)としては標高日本一(2365m)の山梨県と長野県の県境、大弛峠(おおだるみとうげ)へ足を運んだ際の旅のひとこまです。

山梨県山梨市、国道140号線(雁坂みち)の牧丘付近から延びる県道219号線(クリスタルライン)に入り、緩やかな上り坂を走ります。


県道219号線(クリスタルライン)

乙女湖(琴川ダム付近)まで、この県道を進んでいくと、途中、一本の巨木が目につきます。付近は道幅も広く、車を止める広いスペースもありました。
巨木は「姥の栃」と呼ばれ、脇にはお地蔵様が微笑みを浮かべ佇んでいます。近くには水場があり、透き通った冷たい水が流れ、峠を目指す前のクールダウンには最適でした。

再び走らせ、途中見晴らしの良い場所から見えた景色。


林道川上牧丘線

琴川ダムの先、金峰山荘を右手に道なりに直進し、しばらく進むと、分岐路、林道のゲートが見えてきました。林道川上牧丘線(大型自動車(10人乗り以上)通行禁止、冬季は通行止)はゲートから一本道。県境の峠までの12kmほど、山道を登っていきます。標高が上がるなるにつれて気温も下がり、夏のウェアでは肌寒い感じ。さらに街中の天気とは変わり、もやが出て、水滴が纏わりついてきました。

もやの中、峠の駐車場に到着。峠は登山口も兼ねており、ハイキングの利用者が多いため、天気は良いとは言えないものの、昼過ぎで、ほぼ満車状態です。


大弛峠

マイカーで乗り入れることができる峠では日本国内最高地点の大弛峠。一帯は秩父多摩甲斐国立公園内で、道路県境近くに山小屋があります。その入り口の鳥瞰図。訪れたのが山の日だったので、それを記念したイベント(祝山の日)をやっていました。登山に来ていた人にまだカレーがあるよと、おススメされたので、山小屋でひと休み。

※祝山の日イベントは18年の訪れた当日限定です。

100食限定で10円(10円玉での支払い限定)という条件付きの破格なお値段。お財布に10円玉が辛うじて入っていたので、いただくことができました。ついでに訪問記念に限定の大弛峠到達証明キーホルダーも購入。訪れた日の日付と裏面に「山の日」のスタンプが捺されていました。

外へと出て、登山道の案内看板。山小屋から15分のところに夢の庭園なる場所があるようです。それぐらいならと思ったものの、周辺はもやというよりは雲の中のようで…。また、40分程で奥秩父最高峰の北奥千丈岳に到達できるようで、どうせならば、天気の良いときにそれを目指したほうが良いと念じて、今回は断念しました。

一帯、晴れる様子はさらさらなく、気温も下がってきたので、先へ進むことに。…と思ったものの、長野県側は完全ダートコース(村営林道のため整備する予算が無いようで)のようで、オフロード車でもなければ無謀な様子。体だけ県を越えて、再び山梨県側の来た道を戻り今回の峠旅が終了しました。色々と断念してしまいましたが、山登りがお好きな方にはおすすめのスポットです。


なお、掲載している情報は旅行当日(2018年8月)の情報のため、ご覧いただいた時点では異なる場合がございます。ご旅行の参考とする場合は事前に道路状況等を確認の上、検討をお願い致します。
同地域への旅行を検討されている場合の参考になれば幸いです。

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