目的地まで向かうには道を通って移動しますが、今回はその「道」が目的地。石川県羽咋(はくい)市にある、千里浜なぎさドライブウェイ。世界的にも珍しい、車で走ることのできる砂浜、歴とした道路です。
3度訪れ、走行できたのは3度目の16年10月。その日は秋の空、天候は晴。波も穏やかな絶好のコンディションでした。
15年10月
1度目は15年10月。それは東海北陸道経由で、白川郷から富山に抜けたあと。日没までには間に合うかと、バイクを走らせ金沢方面へ。天気は雲が軽くかかる程度で風も穏やか。夕日を目の前、北陸道を走り自身久々の石川県へ。しかし、のと里山海道に入る手前、電光掲示板にイベントで通行止の文字…。ついで?とは言え、はるばるやって来たので残念です。ただ、下調べもせず訪れたので仕方ありません。その時は日本海に沈む夕日を眺めてから、帰ることにしました。
16年5月
2度目は16年5月。場所柄、手軽に訪れることのできない地域のため、北陸道周りの滋賀観光に絡めてリベンジ。前日は春の嵐、当日も日本海沿岸は車体が揺さぶられるほどの風。ただ、天候は快晴。日の高いうちに到着できましたが、道路入り口の看板は「通行止」の文字。風で波が高く、潮も満ちてきているようで、残念ながらお目当ての道は水没していました…。
16年10月
三度目の正直。3度目、再び足を運んだのは同じ年の10月。石川県を寄宿地とした旅行に絡めた時です。今度は二度しくじった経緯もあるので、事前にイベントの有無、大体の天候を確認した上、前日、岐阜から九頭竜湖(福井県)経由で金沢に入り、湯涌温泉のゲストハウスで一泊。チェックアウト後、先に白山比咩神社に立ち寄った後、正午前に到着できるよう移動しました。
天候は晴れ、風も穏やか、そんな申し分ないコンディション!そして、道路入り口の看板に赤字ですが「通行可」の文字。三度目にして、ようやく走ることができます。浜までの道には砂が堆積しているので慎重に走り浜へ。すれ違う車、二輪車もちらほら。夏場は海水浴客で賑わうようですが、この時期の交通量は多くなく、自然が作った舗装道路?を30分程ですが、堪能することができました。
浜には売店、道路名の入った石碑、同じように走りに来た?ハトなど。そして、不思議な風景なのが浜にある道路標識や川が流れ込んで軽く段差(水は流れていなかった)があるようで、川があることを示す標識。一通り見て回り、砂浜に車を止めて一休み。浜にはパラソルを立てている人もいました。
浜はどこでも安定して走れる訳ではなく、波打ち際側の海水で湿り、引き締まったところ。二輪でもハンドルをとられることもなく、安定して走ることができました。ただ、浜に駐車するときはご注意を。スタンドが車両の重みで沈んでしまうので、板状のスタンド用プレートなどを用意しておくと重宝します。私は出かける前にAmazonで購入(スタンドプレート)しましたが、似たようなものはバイク用品店やホームセンターにあるかと思います(紐は自分で付けました)。千里浜なぎさドライブウェイ、車で近くを訪れたときはぜひ訪れてみてください!
掲載している情報は旅行当日の情報のため、現時点は異なる場合がございます。ご旅行の参考とする場合(特に天候や道路状況、イベント等)を事前に確認の上、お出掛けください。同地域への旅行を検討されている場合の参考になれば幸いです。