25年3月上旬。今回の旅は参観灯台スタンプラリーをコンプリートするため、残り2ヶ所のうち、一番遠い灯台であろう平安名埼灯台へ。目的である灯台参観を済ませ、お昼の便で帰る前に再び東平安名崎に立ち寄ってからレンタカーの返却へ。そして、飛行機で羽田まで。2泊3日の宮古島の旅の最終日(3日目)です。
今回の記事の旅人(春の南国、宮古島の旅)
雨上がりの朝は、雲が若干残るものの三日目にしていい天気…。観光する時間は僅かなので、最終日はゆっくりと起き、朝食をいただいてから、二日間お世話になったお宿をチェックアウト。レンタカーの返却時間まで時間があるので、初日に訪れた東平安名崎をもう一度訪ねることにします。


県道83号線、飲酒運転防止のための大きな看板と顔出しパネルが設置された交差点を左折し国道390号線。公園の石碑の辺りにある脇道を進んで行きます。
東平安名崎見晴台
今日は灯台ではなく、地図にあった別の場所から景色を眺めるため、脇道に逸れてのぼり坂へ。行き止まりまで行くとゴルフ場の敷地の裏側のようで、少し手前にさりげなくあるのが見晴台への歩道でした。空きスペースに車を止めて、見晴台の先端まで行ってみることに。ここからは岬全体を眺めることができ、先には初日に訪れた灯台の姿が良く見えます。



雲の切れ間から差し込む日の光に照らされ、海上が明るい青となり絶妙なグラデーションを作り出しています。灯台からの景色とはひと味違って、海に浮かぶ岩と灯台、その奥に広がる岬越しの海といった、スケールの大きい景色を望むことができました。
見晴台を出発し、前日同様、国道390号線を時計回りに。何度か通っておきながら、国道標識を写真に収めていなかったので、途中で一枚。そのついでにこっちを見ていたキジバトも一枚。前に沖縄本島を訪れた時に見かけましたが、沖縄のキジバトはシュッとしたスタイルのハトが多い気がします。


空港周辺散策
引き続き、空港近くまで。近くに宮古島市伝統工芸品センターという施設があるようなので、探しながら回り道。少々分かりにくい場所にあり、訪ねてみるとお休み(日曜定休)でした…。あきらめて近くのガソリンスタンドで燃料を満タンにして、少し早めに返却を済ませ、周辺を徒歩で歩いてみることに。
車から降りて歩くと、日差しもあり、荷物もあって、暑い…。
最終日に南国らしさを味わう羽目に。遠くまで歩いて行くと空港までがきついので、ぐるっと回って空港を目指すことに。県道190号線を横切り、畑の中をてくてく。サトウキビの収穫時期なのか、道端にはサトウキビの欠片が落ちています。また、お社らしい建物は見えませんでしたが、石造りの鳥居が道沿いにあり不思議な感じ。




初日から鳥をよく見かけましたが、海を渡ってきたと思われるムクドリの群れが電線に並んでおり、別の場所には前日のフナウサギバナタで見ることのできなかった鳥が、
本物のサシバ!
翼を広げてはいませんでしたが、木の上から何かを見つめていました。また、歩いていて(車の移動中も)気になったのが所々にあるカーブミラーのミラーやベースそのものが無いものがあるなど、のどかなので事故など無いのかもしれませんが宮古島まもる君が目を光らせているので大丈夫なんでしょう。




畑の中に見かける施設も気になるところ。調べてみると農業用水の汲み場ということで、前日の地下ダムのように、河川やため池的なもの無い宮古島での農業には欠かせないもののようで、コインを購入し水を汲む(実際はポンプで供給されますが)システム。同様のものが島内には点在しています。



県道243号線に出て、空港に近くになると、建物がちらほら。立派なドーム施設やショッピングモール的な施設も隣接しています。50分ほど歩いて、空港に到着しました(レンタカー店から歩くだけなら10分程度…)。日陰も少なく、日差しもきつくなってきたので、涼しい空港施設内へ。搭乗便がお昼の時間帯なので、11時とランチタイムには少々早いですが、空港内のA&W、冷房の効いた座席でハンバーガーをいただくことにしました。


A&Wといえばルートビア。ビアと言ってもノンアルコール。お代わりできるそうですが、お腹いっぱいで…。1杯で十分満腹、これで機内で飢えることはなさそうです。出発間際は手荷物検査場が混雑するようなので、早めに向かったものの1ヶ所だけのため、すでに行列ができています。ゲートをくぐって搭乗待合室へと進み、最後のお土産購入タイム。いくつか手荷物にお土産を追加して、時間になったので、機内へ向かいました。
羽田までの空の旅
搭乗後まもなく宮古空港を離陸。来たときは来間島側から着陸しましたが、帰りは離陸後、宮古島北側上空を飛行機は東へ進みます。そして、高度が高いので遠目にはなりましたが、今回の旅の目的の平安名埼灯台のある東平安名崎も機内から見ることができました。



宮古島上空を離れると、すぐに景色は単調になって行きます。
海と雲、ときどき船…
進行方向右手側の席は沖縄方面からのフライトの場合、ほぼ海しか見えないので少々退屈。進行方向左側を取らないと(空いてない⋯)、宮古島離島時以外の景色が単調になってしまいます。うつらうつらしながら、ずっと海と空を眺めていると、たまに別の機体や海を航行する船がちっちゃく見えました。


東京に近づいてくると、ようやく島らしいものが見えてきます。マップと空港の滑走路の位置を照らし合わせると、神津島の上空を航行中であることがわかりました。ここまでくれば徐々に高度を落とし着陸体制へ。バイクで何度も走行した千葉県上空を木更津方面へ旋回し、東京湾上より着陸するようです。木更津の駐屯地や千葉のドラゴンアイ?の浸透実験池の跡を上から眺めながら、東京湾上空のアクアラインをユナイテッド機とランデブーし、滑走路へ進入。






そして、無事、空港に着陸。天気も良く、まだ明るい時間なので、少々空港ターミナルビルに滞在することにしました。ぱっと見、色だけ見ればドクターイエロー配色のスター・ウォーズ特別塗装機を眺めながら到着ロビーへ。第2ターミナルの展望デッキへ向かうと意外と賑わっています。写真を撮るには、金網が干渉して決してベストスポットではないですが、最近のソフトウェアの画像処理機能で何とかなってしまうところが何とも。30分ほど飛行機のお出迎え、お見送りをしてデッキを後に。






それにしても、羽田空港は大きい。降りたらすぐ空港出口の地方空港と比べたら、第2ターミナルだけで、軽く山手線1駅分くらい歩いている気がします。単なる飛行機乗り場というわけでなく、巨大なショッピングモール。飛行機を利用しなくても楽しめそうな施設がいっぱいですが、今回は帰路の途中なのでこのぐらいにして空港をあとにしました。


三日目は宮古島から羽田が主でしたが、トラブルもなく明るいうちに無事帰宅。宮古島をすべて楽しめたかと言ったら不完全ですが、今度は夏本番の海や夜空を眺めに行きたいと感じた、二泊三日の宮古島の旅は無事終了です。次の旅路へ…
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1日目(25年3月7日)宮古島市…春の南国、宮古島の旅(1)
2日目(25年3月8日)宮古島市…春の南国、宮古島の旅(2)