霧降高原

奥日光~霧降高原、そしてリベンジの旅(2)

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24年11月。年々遅くなっている紅葉がようやく見頃になり始めた頃。三連休初日は雨だったものの、後半の天気はバッチリ晴天のよう。9月のリベンジを果たすため、ベストシーズンの日光は立ち寄らず、先ずは霧降高原へ。そして、ついでに福島周遊。そんな秋のソロツーリングの1日目です。

秋晴れのツーリング日和。高速道路での渋滞はさほどなく、東北自動車道で北を目指し走行。ずっと走り続けているとさすがに体が冷えてきたので大谷PAで朝食としてラーメンで暖を取ります。霧降高原と大雑把な行き先しか決めていなかったので、地図アプリで周辺観光を探り、今回の旅の安全を祈願するため、宇都宮にある二荒山神社に立ち寄ることにしました。

宇都宮ICで高速道路を降り、国道119号線バイパス(宇都宮北道路)で上戸祭まで。この区間は無料の自動車専用道路となっています。意外と起伏のある宇都宮市街地を走り抜け、市の中心部を目指しました。

宇都宮二荒山神社

ナビに従い、八幡山公園近くの公園通りを経由し神社裏手の駐車場へ。坂道をのぼり、誘導されたエリアにバイクを停めて参拝へ。宇都宮二荒山神社は下野国の一之宮。主祭神は豊城入彦命で、毛野国(現在の栃木、群馬)を治めたとされ、徳川家康など武将の尊崇を受けられたそうです。また、宇都宮はこの二荒山神社を中心に発展した都市で、「宮」は二荒山神社のことのようで、神社の近くには東武宇都宮駅や県庁などがあります。

それにしても、朝から駐車場が混雑している様子。何でだろう思いながら境内へ向かうと、その理由が分かりました。

どうやら… 七五三。そして、境内での剣道大会?

剣道大会が境内で行われている理由は不明ですが、神馬の像の近くには剣道の面が置いてあり不思議な感じ。賑わう神社境内を散策し、参拝を済ませて社務所へ向かいます。

何種類か御朱印があるようですが、写真左上のシンプルな御朱印を頂き、帰りは表参道をまわって駐車場へ。神社の賑わいに反して、休日朝の街中は人通りがまばら。駐車場へ戻り出発!
再び県庁前を経由し日光方面へ戻って霧降高原を目指します。

再び宇都宮ICまで戻り、日光宇都宮道路(E81)で日光市内へ。途中までは順調だったものの、日光口パーキングエリアを越えてすぐ渋滞スタート…。日光ICを出られたものの、日光駅周辺はどの道も日光東照宮や中禅寺湖方面を目指す車列が連なり、ほとんど動かない状態。霧降高原へ続く、県道169号線へたどり着くのにも渋滞…。そんなこんなで時間を要してしまいました。

霧降高原

霧降大橋を渡って、霧降大橋交差点を直進すると、これまでの渋滞が嘘のよう。ようやく快適に走ることができ、軽快に山道を進んで行きます。標高が高くなるにつ入れ木々が色付き始め、秋らしい景色になっていきました。

クネクネした道を進んで行き、ひらけた場所に出ると霧降高原の駐車場に到着です。レストハウス手前のバイクが集まっている辺りに車両を停めて、建物内の休憩スペースでコーヒー片手にひと休み。飲み終え、天空回廊入口より何となく展望台を目指して登山を開始しました。
看板にもあるように付近にはキスゲが群生しているようで、7月頃には黄色い花があちらこちらで見られるようです。11月はオフシーズンのため、少々殺風景ではあります。

最初は革ジャンを着た状態でも軽快に上って行ける、高原らしい緩やかな階段状の道が続いており、難なく700段目までやってきました。

しかし高を括っていました…。

700段目付近からは急に階段の傾斜がきつくなり直線距離に対して傾斜がほぼ普通の階段状態になっています。引き返そうか、途中まででものぼって行こうか悩みながら、着ていた革ジャンを手に抱え、休み休みではあるものの1000段目までやってきました。

ここまで来たら、もう最後までのぼりきるしかない!

まだ、1/3程度残っているものの、1000段目以降は目視できる展望台を目指し、意地でのぼって行きます。

そして、所々で休みながら展望台に到着しました。階段は1445段でゴール。ただ、山頂はもう少し先のようで、道は続いているようでしたが、その先に進む人の気配がなさそうなので、展望台で景色を眺めながらクールダウン。

展望台からは関東平野が一望できるということで、目を凝らして見るものの、遠くは霞んでおり、先ほど通ってきた今市、日光の街並みまで。それでも、9月の雲の中とは違った絶景でした。高原の風に吹かれ、心拍も落ち着いたところで来た道を戻ります。少し足がガクガク。渋滞や軽くハイキングなど、予定していた旅程より遅れてしまっているため足早におりていきました(くだりは楽チン)。

川治ダム

高原の駐車場を出発し、今回は牧場を通過。県道169号線、奥鬼怒方面の誘惑を振り切り、交差点を左折します。県道23号線、前回はこの辺りでレインコートを羽織りましたが、本日は快晴。軽快に道を下っていきます。しばらく進むとダム湖(八汐湖)と正面に2つのトンネルが見え、左折し左手のトンネルへ。それを抜けると川治ダムの堤体上で、堤上の道を通って対岸へ渡り、管理所隣接の駐車場へ入りました。

川治ダムは1983年に完成した、アーチ式コンクリートダムで、国内第4位の堤高(鬼怒川に設置されたダムの中では1番)だそうで、駐車場からはそんな巨大な堤体や川下の景色が一望でき、堤体も間近に見ることができます。また、川下には野岩鉄道会津鬼怒川線の橋梁が見えます。

つづいて管理支所内へ。休日のため事務所は休業のようでしたが、ダムについての案内やリーフレット、スタンプ台が設置されていました。そして、隣でダムカード(セルフ?)を配布していたので

1枚いただきました!

本日のお宿のある白河まで明るいうちに到達したいので、建物を出て、ダム見学は完了。駐車場を出発、と思ったら変わった車が入ってくるではありませんか。栃木県内ですが、車体には「やまがた」の文字。どうやら、本来は、ながい百秋湖(山形県)のアクティビティ用車両として運行されているようですが、災害のため本来のダム湖では運行できないようで、遠征してきている模様。そんな、陸上を走行する水陸両用車を目の前で出迎えてから、ダムを後にします。

国道121号線、男鹿川沿いを会津方面へ。白河へのルートを下郷経由の国道289号線か、手前の国道400号線か、どちらにするか迷いながら、時間短縮のため東北自動車道も使える国道400号線ルートを通ることに。上三依塩原温泉口駅付近の交差点を右折し、塩原方面へ。峠道をトンネルで越えて少しすると温泉街へと突入しました。

最近見ないですが、CMで有名だったホテルニュー塩原の横を通り過ぎて間もなく、ノロノロ運転に。こちらも日光同様の紅葉渋滞?のようで、箒川を渡り、福渡交差点を右折、バイパスの潜竜橋トンネル手前の交差点でほとんど動いていない状態。トンネル内での渋滞は避けたいので、塩原街道(旧道)に逸れて、渓谷の景色を楽しみながら快適なドライブをと思ったものの、あっという間に合流…。渋滞の始点はもっと先のようで、国道400号線経由で時短のつもりが裏目に出てしまいました。

予定を変更し、白河へは急がず、那須高原を一般道で進むことにして、県道30号線へと進路を変更。左手に那須の山々を望みながら福島方面へ。日が落ちると気温も下がり始め、標高の高い場所のため、止まっていても寒い感じ。途中のコンビニで暖を取り、続けて県道68号線、21号線と走っていきます。

国道4号線との合流点に到達するころには、日没を迎え那須岳のシルエットがくっきり。国道も県境付近で渋滞しており、ゆっくりとしたスピードで県境を越え福島県西郷村へ入るころにはすっかり暗くなってしまいました。

予約した宿に直行するにも、素泊まりプランなので、夕食は事前に済ませないと。観光も暗くなってしまっては限られるので、白河の街を散策してみることに。

まずは、思ったより朝晩は冷えそうなので、防寒対策を!

ということで、困ったときのユニクロへ。地図を確認し、近くにあったショッピングセンターにあるようなので、新白河駅を跨いで国道289号線沿いのメガステージ白河へ。

到着すると、夜にも限らず、駐車場には車がいっぱい。洋服のほかにも、色々と揃うので賑わっているようです。必要な防寒着を数点調達し出発。夕食を何にしようか考えながら、走っていると近くに城跡があるようなので、立ち寄ってみることに。近くに飲食店があればいいですが…。

白河小峰城跡、白河駅

城下町特有の複雑な道をウロウロしながら、城跡近くの駐車場に到着。周辺は市の中心部付近のようですが、時間的に閑散としている様子。建城時の規模よりは小さくなっているようですが、城跡は公園となっており、駐車場からもライトアップされた復元された三重櫓を見ることができました。近くには小峰城歴史館があるようですが、さすがに営業時間外なので、駐車場から見えた線路の反対側にある駅舎を見に行くことに。

先ほど通り過ぎた新白河駅は東北新幹線と東北本線の接続駅ですが、白河駅は1面2線のシンプルな駅。最近では珍しい木の柱がレトロな雰囲気を醸し出しています。暗闇に白く浮かぶホームにSLでも入線しそうな感じでした。

駅前ロータリー。駅舎はライトアップされており、オレンジ色の屋根とステンドグラス調?の窓が印象的。手書きもじの駅名看板も相まって、車が停まっていなければタイムトリップしたかのような景色です。滞在中に列車が来なかったのが残念でした。

…そういえば夕食。駅前に気軽に入れそうな飲食店はなさそうだったので、ロードサイドに何かしらあることを期待して、国道294号線を、天栄、会津若松方面へと進んで行きます。

しかし、市街地から離れて行っているせいかお店が無い

チェックイン予定の20時まで時間もないので、念のためコンビニで最低限の食料品を調達し、営業しているお店を探し、最終的に安定の牛丼チェーン店にて夕食を済ませました。

腹ごしらえを済ませて、本日のお宿まで。ほぼ、チェックイン予定時刻通りに到着し、本日の旅は終了。明日は会津周辺を散策し、東京へと帰ります。

なお、掲載している情報は旅行当日(2024年11月)のもののため、ご覧いただいた時点では異なる場合がございます。ご旅行の参考とする場合(特に交通機関やイベント等)は事前に確認の上、検討をお願い致します。同地域への旅行を検討されている場合の参考になれば幸いです。

1日目(24年9月15日)赤城東京〜白河…奥日光~霧降高原、そしてリベンジの旅(1)

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